南半球の星空

着いた日はあいにくの天気だったが、二日目のクレイドルマウンテンは雲一つない天気になった。夜になると満天の星空だ。日本では見られないサザンクロスがよく見える。ニュージーランドに去年行った時も天気には恵まれていた。毎日サザンクロスがしっかり見えたのを覚えている。オリオン座は日本とは逆さまに見える。
星を見るのが大好きなパパはこの夜はロッジの前で星を見るだけでは物足りなかったようで、星空観察にもっと暗い所に行こうと言いだした。ロッジの前でも十分暗いのに、、、。夕暮れ時にカンガルーやウオンバット、ポッサム等の野生動物に出会うのは楽しいが、姿が全く見えない真っ暗闇で突然出会ったら、、、。小さなかわいい動物達なので危害を加えられる事は無いと思うが、足下も見えない暗闇でガサゴソと音がしてその正体が見えないのはやはり怖い。パパは半強制的に私と息子を車に乗せ、ロッジの敷地を出て5分程、車を走らせた。いや〜、真っ暗だ。都会暮らしの私には、いやきっと田舎暮らしの人だってここまで真っ暗な夜は経験した事ないと思う。
息子は「もう帰ろう!」と車の中でプンプン怒っている。私は車を出て天を仰いだ。星空にすいこまれそうな気がした。私は景色でもあまりに絶景だと、自分が小さな存在に感じて、吸い込まれてしまうのではないかという感覚に襲われ怖くなる事がある。この時もそんな心境だった。自分程、私と息子が楽しんでいないとわかったのか、パパはすぐに車を走らせロッジに戻ってくれた。
しかし部屋の入り口まで来ると「もったいないよ。」と言って、一人でロッジの脇の森の中の遊歩道に出かけていった。「30分たって戻らなかったら捜索願出すからね〜。」と冗談を言うと苦笑いしていた。
この日の月は半月が少し欠けている状態。これが帰国する日(タスマニアからブリスベンへ移動していた。)には満月になっていた。月のウサギの模様は日本とではどう違うのだろうか?とメモ帳にスケッチして帰国した。ブリスベンで下半分にいたウサギは横浜では90度時計回りに回転して、左半分におさまっていた。



Posted by honmokudori at April 25, 2004 10:21 AM

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